閉園後の放置問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 08:24 UTC 版)
「ひろしまドッグぱーく」の記事における「閉園後の放置問題」の解説
しかし、交通アクセスや立地条件が良くなかったことから、入場者数が年々減少するようになり、開園からわずか2年後の2005年(平成17年)6月で閉園した。閉園後、地主の大前コーポレーション(山陽工営からの営業譲渡により当該土地を取得したが、両社の経営者は実質同じ)はドッグプロダクションに対して立ち退きを求めたが、引き続き滞在した。閉園後は5人のスタッフにより犬の管理が行われていた。2005年(平成17年)9月より、広島市の動物管理センターはドッグプロダクションに対して、計23回の指導を行った。一部の犬は引き取られ、2006年(平成18年)にドッグプロダクションのスタッフの名前で100匹の里親捜しをしていた。 2006年(平成18年)8月に大阪の動物愛護団体「アーク・エンジェルズ(現・エンジェルズ)」をはじめとして、駆けつけたボランティア1000人以上による支援を開始した。調査により、敷地内に埋められた死亡した犬は40匹を超え、生き残った犬たちも大半が衰弱しきっていた。その後、ドッグプロダクションは犬の所有権を放棄、その数580頭であった。その後動物愛護団体が全国から寄せられた支援物資、支援金を用い、ボランティアを取りまとめる形で飼養管理していた。 10月21日および22日には現地での犬の譲渡会が行われ、300頭以上の犬が里親に引き取られた。譲渡の条件として譲渡する犬の避妊および去勢を求められ、犬および里親となった人・家族についての詳細情報は動物愛護団体が把握するところとなった。 広島県警は2006年(平成18年)12月14日に動物愛護法違反の疑いで運営会社などを家宅捜索し、2007年(平成19年)8月13日に同法違反と廃棄物処理法違反で元代表が書類送検された。
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