鍋料理の歴史とは? わかりやすく解説

鍋料理の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:11 UTC 版)

鍋料理」の記事における「鍋料理の歴史」の解説

近代以前日本住居には、台所にある竈(かまど)とは別に調理のほか照明暖房兼ねた囲炉裏用意されることが多く、そこで煮炊きした料理取り分けて食べる事は日常的に行われていた。調理され煮物各々配膳せず鍋のまま供する方法17世紀中頃記録現れ始める。18世紀後半になって囲炉裏の無い町屋料理屋火鉢コンロ使用した小鍋仕立て』という少人数用の鍋が提供され、鍋から直箸何人かがつつくという現代見られる鍋料理発達した。しかし、小鍋仕立て竈神信仰銘々膳箱膳による食事スタイルなど、それまで社会的習慣相容れないものであり、一般家庭には浸透しなかった。 その後明治入ってからの牛鍋流行ちゃぶ台普及などにより、鍋料理一般家庭への普及がみられた。調理近代化進み調理熱源木質からガスなどに転換するにつれて加熱しながら食べるという方式飲食店での提供が主となったが、カセットコンロなどの発明と普及により、再び家庭さかんに鍋料理食べられるようになっている

※この「鍋料理の歴史」の解説は、「鍋料理」の解説の一部です。
「鍋料理の歴史」を含む「鍋料理」の記事については、「鍋料理」の概要を参照ください。

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