鉄道への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 08:16 UTC 版)
「1998年長野オリンピック」の記事における「鉄道への影響」の解説
1991年に長野オリンピック開催が決定したことにより、北陸新幹線が、現存する在来線(信越本線、現しなの鉄道線区間)を活用して運行するミニ新幹線規格から、軽井沢駅~長野駅で新たに専用路線を建設するフル規格に変更された。もともと北陸新幹線は長野オリンピックの計画が浮上する前から建設が予定されていたが、1989年頃は、フル規格での建設が決まっていた部分の高崎駅~軽井沢駅のみが建設されていた。 軽井沢〜長野がフル規格になったことで、在来線とは若干違うルートで建設されることになったため、反対意見もあった。中でも有名なのが小諸市と佐久市の関係である。ミニ新幹線計画時には小諸市を通る信越本線が新幹線に転用される予定だったが、計画変更により、信越本線が通らない佐久市をフル規格の新幹線が経由することになったため、両方の市で論争が起きた。詳細については、小諸駅、佐久平駅を参照のこと。 その他の影響として、1994年、スキー・スノーボード会場となる志賀高原への人員輸送に伴う列車増発対応のため、長野電鉄河東線(現長野線)北須坂駅と延徳駅が交換駅化。また1997年、選手村への最寄り駅として、信越本線上に今井駅が新設された。当時現役で運行されていた200系新幹線は本来北陸新幹線区間を走行することはないが、オリンピック期間中のみ列車増発のため、乗り入れに対応した編成が運転された。
※この「鉄道への影響」の解説は、「1998年長野オリンピック」の解説の一部です。
「鉄道への影響」を含む「1998年長野オリンピック」の記事については、「1998年長野オリンピック」の概要を参照ください。
- 鉄道への影響のページへのリンク