重要文化財の所在不明件数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 03:08 UTC 版)
「重要文化財」の記事における「重要文化財の所在不明件数」の解説
2021年(令和3年)3月時点の文化庁の最新の調査結果により、2014年7月時点で国宝を含む重要文化財に指定されていた美術工芸品10,524件のうち、個人所有者の転居・死亡・社寺などからの盗難などにより所在不明と判明したものが142件(国宝0件)、追加確認が必要なものが50件(国宝7件)となっている。所在不明142件のうち文化財種別件数では、工芸品78件(うち刀剣72件、うち盗難5件)、書籍・典籍23件(うち盗難1件)、彫刻15件(うち盗難12件)、絵画14件(うち盗難6件)、古文書10件(うち盗難3件)、考古資料2件(うち盗難1件)で、理由別件数では、所有者転居43件、所有者死去35件、盗難28件、売却9件、法人解散2件、不明など25件だった。このうち1950年(昭和25年)の文化財保護法制定以前に所在不明になったのが97件、以後が45件であった。文化庁は2021年3月時点で所在不明だった142件の詳細を公表している。
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