都道府県警察学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 13:49 UTC 版)
都道府県警察の警察学校では、新任の警察官やその他の警察職員に対し警察業務上必要な知識、技能などを修得させるための教育訓練を行うほか、現任の警察官や職員に対して職務に必要な専門的知識や技能、指導能力、管理能力の教養、警察業務に関する研究を行う機関であり、各都道府県に1校置かれている。北海道には方面分校が置かれ、また必要に応じて分校が置かれる場合もある。このうち、北海道警察学校だけは、北海道に管区警察学校が存在しないため、道警察学校にて新任・現任の警察官や職員に対する訓練のほか、他の都府県では管区警察学校が行うべき幹部として必要な教育訓練も行うものとされている(警察法第54条第3項)。 都道府県警察により組織形態は若干異なるが、典型的には学校長(警視長、警視正または警視)が校務を掌理し、副校長・校長補佐・教頭(警視正、警視または警部もしくはこれらと同等の職にある吏員)が学校長の補佐を行う他、教官(主に警部補またはこれと同等の職にある吏員)、助教(主に巡査部長またはこれと同等の職にある吏員)など(都道府県により教授、教師、助教授などの職名の場合もある)が置かれている。また、部・課・係等の部署が置かれ、校務を分掌する。学校の組織については、都道府県の条例や規則で定められている。 専門的な科目の講義や講演などの場合にはしばしば講師や公安委員等が外部から招かれる。
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