郊外や名古屋との競争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 14:29 UTC 版)
「岐阜近鉄百貨店」の記事における「郊外や名古屋との競争」の解説
1980年代後半にはカワボウの工場跡地へマーサ21を建設し、新岐阜駅前にあったジャスコが核店舗として移転する計画が進んでいた。これに対して当店など岐阜市内の百貨店は新たな魅力づくりに注力し、1987年秋に岐阜髙島屋と前後して食料品売場の改装を行ったのを機に、1988年春には若い女性をターゲットに神田町側入口の広いガラス面を用いて、カラフルなスカーフやセーターなどを扱う婦人雑貨売り場「ザッカ ビレッジ」を新設して、1階と2階を全面改装した。また、“快適な気分で買い物ができる都心型百貨店の良さ”を前面に押し出すため、「おもてなし心を大切に」のテーマを設け、客を感動させる接客を社員自らが行い、ソフト面での対応も図った。 平成に入る1989年(昭和64年・平成元年)ごろには松坂屋をはじめ、名古屋三越、名鉄百貨店、丸物と同根の丸栄など名古屋の各百貨店が相次いでギフトショップを岐阜県内に開設。当店の担当者は「特に大垣市へ三越が出店したギフトショップは高いグレードで、名古屋への誘客を図っている」と警戒し、1988年3月に美濃加茂市の出張所をギフトショップに転換するなど、応戦した。
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