連敗続ける、安田記念で1年ぶり勝利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:42 UTC 版)
「ウオッカ (競走馬)」の記事における「連敗続ける、安田記念で1年ぶり勝利」の解説
2月23日、京都記念(GII)で始動、後方待機から追い込んだが、6着敗退した。続いてドバイ遠征を行い、3月中旬に出国。ドバイデューティーフリー(G1)に武豊に乗り替わって出走した。4,5番手で最終コーナーを回り、直線で1度抜け出す場面があったが、かわされ4着に敗れた。帰国後は、5月18日のヴィクトリアマイル(JpnI)に単勝オッズ2.1倍の1番人気で出走。引き続き武が騎乗し、これ以降の主戦騎手を務めた。中団から直線で外に持ち出して追い上げたが、好位から抜け出したエイジアンウインズに4分の3馬身及ばず、2着。東京優駿以降、丸一年勝利することができなかった。 続戦し、6月8日の安田記念(GI)に参戦。武はスズカフェニックスに騎乗する先約があったため、岩田康誠に乗り替わった。岩田が騎乗を知ったのは、新聞報道を見てであった。東京優駿優勝馬による安田記念出走は、1989年のサクラチヨノオー以来2度目のことであった。スーパーホーネットに次ぐ単勝2番人気に推されて出走した。 18頭立て3枠5番から発走、好スタートから先行し、直線では馬場の最も内側から抜け出した。残り300メートルで先頭となると、岩田の左ムチを10回受けながら後方との差を広げた。同じく先行していた香港調教馬アルマダに3馬身半の差をつけ入線。1年ぶり、もとい378日ぶりの勝利、GI級競走3勝目となった。安田記念がGIに定められた1984年以降、牝馬の勝利は1991年ダイイチルビー、1994年ノースフライトに続いて3頭目であった。 宝塚記念のファン投票では、1位となる7万5594票を集めたが回避。放牧には出ず、栗東トレーニングセンターの厩舎で夏休みに入った。
※この「連敗続ける、安田記念で1年ぶり勝利」の解説は、「ウオッカ (競走馬)」の解説の一部です。
「連敗続ける、安田記念で1年ぶり勝利」を含む「ウオッカ (競走馬)」の記事については、「ウオッカ (競走馬)」の概要を参照ください。
- 連敗続ける、安田記念で1年ぶり勝利のページへのリンク