追加字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:57 UTC 版)
追加字アキュートアクセントグレイヴアクセントサーカムフレックスウムラウト/トレマ大文字Á É Í Ó Ú Ý À È Ì Ò Ù Â Ê Î Ô Û Ä Ë Ï Ö Ü Ÿ 小文字á é í ó ú ý à è ì ò ù â ê î ô û ä ë ï ö ü ÿ セディーユティルデオゴネク合字ルーン文字由来大文字Ç Ş Ã Õ Ñ Ą Ę Į Ų Æ Œ Ø IJ ẞ Þ Ƿ 小文字ç ş ã õ ñ ą ę į ų æ œ ø ij ß þ ƿ 各国での利用状況を含めた全ての文字の一覧はラテン文字一覧を参照のこと ラテン文字はもともとラテン語を表すための文字であり、他言語にて使用する場合表記できない発音も存在していた。こうした状況を解決するために、上記のようにいくつかの文字が付け加えられたものの、それでも表記できない発音は残り、こうした音を表記するために基本字に補助記号をつけてあらわす言語が多く表れるようになった。こうした記号は総称してダイアクリティカルマークと呼ばれる。ドイツ語やスウェーデン語などではウムラウト、フランス語やポルトガル語、トルコ語などではセディーユ、スペイン語やポルトガル語ではティルデが多く使用されるなど、ダイアクリティカルマークを採用しているラテン文字使用国は多数存在する。日本語のローマ字表記においては、サーカムフレックスやマクロンが長音の表記に使用される場合がある。また、二つの文字を組み合わせて一字とした合字もいくつかの言語で使用されている。代表的な合字としては、ドイツ語の ß(エスツェット)や、アイスランド語、デンマーク語、ノルウェー語の Æ、デンマーク語やノルウェー語の Ø などが挙げられる。現在では基本字の一つとなっているが、W ももともとは合字である(W の英語発音ダブリューは、ダブル・ユーに由来する)。現代では消滅したが、Ƿ のようにルーン文字からとりいれられた文字もかつて一部では使用されていた。
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