近年の事典における整理・用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/28 05:21 UTC 版)
「教理」の記事における「近年の事典における整理・用例」の解説
メソジストの神学者であるフスト・ゴンサレスの整理によれば、英語: doctrine(ドクトリン、鈴木浩によって「教理」の訳語が当てられている)という言葉は文脈によって以下のように違ったレベルの意味をもつ。 「特徴的な教え」(tenet)とほぼ同義の場合 神学論義の一つの項目全体を指す場合 教会内部の特定のグループに特徴的な観点や信念を指す場合 教義(dogma)とほぼ同義の場合(その内容の拒否が正統性から外れることを意味する - この場合でも、ニュアンスの違いがある) ゴンサレスは、「教義」は教会の公式かつ権威ある機関から教義たる旨の布告をされて成立するものであり、現代のプロテスタントはこれを権威主義的と捉えて「教義」の語彙を避け、教会の「公的教理」という言い方を好んでいるとしている。 他方、正教会においては、「"Dogma"(定理)は、"doctrine"(教理)のうち、権威づけられ、疑われたり議論されてはならないものを指す」と整理される。
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