農業・畜産・森林破壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 08:53 UTC 版)
「アルト・パラグアイ県」の記事における「農業・畜産・森林破壊」の解説
県内には人の手の入っていない原生林が広がっている。そのため地価が国内で最も低く、土地が肥沃なこともあって最近では農業や畜産のため開拓が広まっている。年間の降水量は東部がおよそ1200mmと多く、中部はおよそ900mmとまずまずで、西部はおよそ700mmと少ない。開拓農家にとっての最大の悩み事は、この地がまともな道路やインフラ網に乏しいことである。 また、開拓するからにはどうしてもその地に生い茂る原生林を伐採しなければならない。1990年から2010年にかけて、パラグアイの国土に占める森林の割合は世界最高クラスだったが、イギリスの環境保護団体ワールド・ランド・トラストの推計によると2008年の1年間に旧チャコ県だけで少なくとも20万ヘクタールの森林が伐採された。 県内における最も重要な生業は放牧で、原野に牧場をつくって営む集約的なやり方と東部の草原で営まれている従来のやり方の両方とも盛んである。トウキビ、サトウキビ、ナンヨウアブラギリ(2009年1月現在計画段階で、乾燥している西部につくられる予定)などの栽培農業も近頃急速に広まっている。
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