軸重可変機能とは? わかりやすく解説

軸重可変機能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 05:04 UTC 版)

国鉄ED77形電気機関車」の記事における「軸重可変機能」の解説

1960年代半ばにおける交流電化は、幹線のみだけではなく幹線ならびにローカル線にまで進展しつつあった。しかし、軌道脆弱な線区へは交流電気機関車標準機ともいわれたED75形では軸重制限の点から入線不可能なケース発生しつつあった。そのためED93形では以下の対策行った。 動台車には仮想心皿方式のDT129形を使用しており、引張を介して牽引力伝達する点もED75形と同じであるが、動台車間に無動力のTR103形空気ばね台車設置する。 TR103形台車空気圧力を調整することで動輪軸重を14.0・15.0・16.0・16.8tの4段階に変化させ、軸重制限区間への入線を可能とする。 この機能は、列車暖房用の蒸気発生装置SG)を搭載するため車体長延長重量増への対処から同じく中間無動台車装備していたED76形でも1967年製造ED76 9以降、また奥羽本線試作機となるED94形にも採用された。

※この「軸重可変機能」の解説は、「国鉄ED77形電気機関車」の解説の一部です。
「軸重可変機能」を含む「国鉄ED77形電気機関車」の記事については、「国鉄ED77形電気機関車」の概要を参照ください。

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