軍刀の操法及試斬
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※ 陸軍戸山学校編『軍刀の操法及試斬』、国防武道協会(1944年(昭和19年))より 目的 剣術の経験なきもの、又は経験少きものに対し、短期速成的に軍刀の基礎的斬撃刺突方法を演練し、以て白兵戦に応じ得る自身力を付与せんとするに在り。 特長 訓練の動作方法を其の儘実戦に応用し得。 構成極めて簡易。 修得容易。 内容剣術 (主として彼我共に防具を装着し竹刀を持ちて演練す) 刀の操法 (主として軍刀を用い敵を仮想し空間に於て斬撃刺突を演練す) 試斬 (軍刀を用いて被切断物を直接斬撃刺突す) 訓練の余裕を有する場合は三者を併せ教育するを理想とするも、短期速成的に未経験者又は若干の経験を有するものに対し一撃必殺の自身力を養成せんとせば主として基礎的刀の操法並に試斬の方法を教育するを得策とす。 教育実施後の所見本訓練は剣術の未経験者及若干の経験を有する者に対するのみならず相当経験を経たるものと雖も全部体験せしむる必要あるを認む。 此の種教育は出動前に補備的に教育すること勿論必要なるも、平素の教育訓練にも活用の余地極めて大なるものあるを認む。
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