足摺岬 (小説)とは? わかりやすく解説

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足摺岬 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/17 09:34 UTC 版)

足摺岬」は、1949年、雑誌 『人間』(1945年12月20日川端康成久米正雄により創刊)10月号に掲載された田宮虎彦短編小説である。

概要

各種の文学集、作品集に収録され、1953年、『落城・足摺岬』(新潮文庫)に収められた。「菊坂」(『中央公論』1950年6月号)、「絵本」(『世界』1950年6月号)とともに、新藤兼人によって脚色され、1954年同名映画が製作された。また、2004年に劇団俳優座創立60周年記念公演として、映画と同様、「菊坂」、「絵本」も含めて、堀江安夫が脚色、袋正演出で上演された。(4月15日〜4月25日俳優座5F稽古場、4月28日〜5月2日シアターX)

あらすじ

時代は戦前。主人公の大学生は、自殺しようと足摺岬へやってくるが、肺の病がひどくなり、お遍路も泊まる近くの旅館に辿り着く。そこで、遍路の老人や薬売りの商人に手当を受け、自死への道を踏みとどまる。この宿で知り合い、赤い糸で結ばれた人と戦後になって、再びその地を訪れることに。

テレビドラマ

1960年版

1960年 6月19日、22:00~22:45にフジテレビ系列の『百万人の劇場』で放送。[1]

1962年版

1962年10月12日、20:00~21:00に中部日本放送(CBC)制作・TBS系列の『近鉄金曜劇場[注 1]で放送。[2]

脚注

注釈

  1. ^ 幹事局の朝日放送 (ABC) は、放送当時はTBSJNN)系列であった。

出典

  1. ^ 足摺岬”. テレビドラマデータベース. 2023年10月5日閲覧。
  2. ^ 足摺岬”. テレビドラマデータベース. 2023年10月5日閲覧。

関連文献

  • 谷沢永一「田宮虎彦『足摺岬』の構成」『関西大學文學論集』9(3) 1959年7月
  • 清水均「『足摺岬』<田宮虎彦> 」(近代文学に描かれた青春<特集>)『国文学 解釈と鑑賞』54(6)、1989年6月
  • 岡田喜秋 『日本の秘境』(創元社、1960年)- 足摺岬の章に、田宮から直接聞いた話で、田宮は足摺岬に行ったことがないと記されている。

外部リンク

前後番組

フジテレビ 百万人の劇場
前番組 番組名 次番組
明暗
足摺岬
(1960年版)
TBS 近鉄金曜劇場
夜の谷間で
足摺岬
(1962年版)
鏡の中の真実



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