賞賛と批判と
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 14:36 UTC 版)
「リシャルト・カプシチンスキ」の記事における「賞賛と批判と」の解説
サルマン・ラシュディはカプシチンスキについて、「その辺の泣き言や空想ばかり書いているジャーナリストの連中が何千人と束になってかかってもカプシチンスキ氏たった一人にかなわない。彼のおこなったジャーナリズムと芸術のじつに見事な融合によって、彼の言うところの『決して表現され得ることのない戦争の実像』に我々読者はこれほどまでに迫ることができたのだ。」と書いている。 カプシチンスキはこれまで何度もノーベル文学賞候補に挙がっていたが、受賞することはなかった。2006年にロイターの行ったインタビューでカプシチンスキはこれまでの著作はすべて「世界について興味を持つに充分な若い心を持つすべての人々に向けて」書いたものだと述べている。これはおそらく最も重要なことである。大学レベルの講義でカプシュチンスキを紹介することによって、学生たちは冷戦、独裁者、革命、そしてアメリカとソ連がこの世界にどう影響を及ぼそうとしていたか、について別の視点を持つことができるようになる。カプシュチンスキが亡くなったとき、世界の報道は次のようなものであった:「現代ジャーナリズムのマイスター」(英BBC)、「『世界』の解説者」(独シュピーゲル紙)、「世界で最も偉大な報道記者」(独シュピーゲル紙)、「現代のヘロドトス」(独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙)、「第三世界についての年代記作者」(米CNNおよび独シュピーゲル)。
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