資産管理会社をめぐる訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 18:13 UTC 版)
「大塚家具」の記事における「資産管理会社をめぐる訴訟」の解説
次女の舞子が社長を務める「ききょう企画」について、差し押さえを免れて計189万株の保有議決権を確保することを目的に貸付実績がないまま譲渡担保契約を締結する手法で、久美子が虚偽の名義移転をしていたとして、130万株譲渡の際にききょう企画の15億円分の社債を保有する債権者である勝久が、株を返すよう求める民事訴訟を2月25日に東京地方裁判所に提訴し、3月3日に勝之が説明会を開き「そもそも、ききょう企画があること自体が今回の問題の根源。久美子社長がききょう企画を使って大塚家具を乗っ取ろうとしている」と述べ、厳しい口調で久美子社長を批判している。 久美子側は事業承継対策として株式を散逸させないために資産管理会社のききょう企画を設立して法人所有に移行させることが会社設立の目的だったとし、勝久の主張について「(勝久側の)事実認識にそもそも誤りがある。」「15億円の返済についてはロールオーバー(再契約)の暗黙の了解がある」と反論している。2016年4月に東京地裁は勝久の主張を全面的に認めて久美子に15億円を支払うよう命じた。
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