資源としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 16:38 UTC 版)
古代ローマ時代、建材として使われていたローマン・コンクリートには、火山灰が使用されていたと言われるが、その方法は現代に伝わっていない。しかしながら、現在、コンクリートの骨材として火山灰を利用する方式が考案され、実用化に向けて研究が進められている。最近では、住宅用建材としてシラス壁といわれる壁材が火山灰を主原料としてつくられている。 日本においては火山灰を、磨き粉(クレンザー)や野球場グラウンドの土、顔の美容クリーム、陶磁器の釉薬などの成分としても利用している。 火山灰が積もった火山灰地は水はけが良いため水田には向かないが、過剰な水分を嫌う作物の畑作が行われている。例として、鹿児島県の桜島を中心とした地域で耕作されている桜島大根がある。 「シラス台地」も参照
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