販売戦略の転換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 23:55 UTC 版)
「フォード・ジャパン」の記事における「販売戦略の転換」の解説
2007年半ば以降は導入車種や広告展開の見直しを図り、対日導入車種を北米系SUV車及びマスタングとしてヨーロッパ製車種の取り扱いを停止、『フォード=アメリカ』のイメージ戦略を展開。ようやく認知度を高めつつあったヨーロッパ製車種ではあったが、輸入ロット数が少ないためフォードオブヨーロッパから採算の合わない日本仕様への対応を断られたことと、為替レートのユーロ高によりヨーロッパ製フォード車の価格を大幅に値上げしなければ販売できなくなったため、輸入中断せざるを得なくなった事情があり、これが販売戦略の方針転換に繋がった。 これにより販売車種が減ってしまうこともあり、2008年5月にリンカーン・ナビゲーターの日本販売を機にリンカーンブランドの取扱いを再開、2008年9月にリンカーン・MKXの販売を開始した。既販売車種についても、装備を充実させた限定車を積極的に投入するなどした販売活動を展開。しかし、消極的な広告宣伝活動やリーマン・ショックに端を発する景気後退も重なって系列ディーラーの撤退は止まらず、販売戦略の見直し及び販売網の再構築のため、2010年10月に久々のヨーロッパ製となる新型車・クーガの取り扱いを開始した。以降も「One Ford」コンセプトの商品群であるフォーカス、フィエスタ、エコスポーツを投入し、2010年の年間2507台の歴代最低台数から徐々に盛り返し、2015年は年間4856台となっていた。
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