貞子の親族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 04:55 UTC 版)
「リング (鈴木光司の小説)」の記事における「貞子の親族」の解説
伊熊 平八郎 故人。貞子の父。T大学精神科の助教授。超能力の研究者として志津子の才能を見出し、妻子ある身でありながら志津子と不倫していた。超能力実験の失敗によりマスコミの迫害を受けることになる。 晩年は自ら超能力を得るための無理な修行を行って結核を患い、貞子の世話を受けながら、南箱根療養所に入院していた。 山村 志津子 故人。貞子の母。伊豆大島近海に投棄されていた役小角の像を引き上げたことをきっかけに、超能力を身に付ける。伊熊にその才能を見出されるが、衆目の前での超能力実験に失敗し、マスコミの迫害を受けることになる。貞子の弟に当たる子供を生後4ヶ月で亡くしている。最期は精神を患い、幼い貞子を残して三原山の火口に身を投げて自殺する。 幼馴染の源次からは「シズちゃん」と呼ばれていた。 山村 敬 61歳、男性。志津子の従兄弟で、貞子の従叔父。幼少期の貞子を預かり、志津子の死後は彼女を引き取って育てた人物。 現在は漁業を営みつつ、貞子の故郷でもある伊豆大島差木地で「山村荘」という名の民宿を営んでおり、貞子について調べるために伊豆大島を訪れた浅川と高山を泊めた。また物語の結末では、浅川と高山が井戸から引き上げた貞子の遺骨を引き取った。 原作ではあまり多くのことは語られない端役だが、映像化作品によっては主要登場人物となっている場合もある。
※この「貞子の親族」の解説は、「リング (鈴木光司の小説)」の解説の一部です。
「貞子の親族」を含む「リング (鈴木光司の小説)」の記事については、「リング (鈴木光司の小説)」の概要を参照ください。
- 貞子の親族のページへのリンク