設立および以後の展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:29 UTC 版)
アルストムは、アルザス地域圏で1826年に設立されたアルザス建設機械 (Société Alsacienne de Constructions Mécaniques, SACM) と、アメリカ合衆国のゼネラル・エレクトリックが第一次世界大戦後の1922年にフランスに設立した子会社のコンパニー・フランセーズ・トムソン・ヒューストン (Compagnie Française Thomson-Houston, CFTH) が、1928年に合併し設立された。社名は両社の頭文字(Alsacienne と Thomson)の合成に由来しており、このため綴りは現在と異なる Alsthom であった。アルザス建設機械は、普仏戦争によりアルザス地域圏がドイツ領となった1872年以降はベルフォールに拠点を定め、機関車の製造を中心に発展し、第一次世界大戦期には5,000人以上の従業員を抱えていた。 1932年に電気機関車を製造していた Constructions Electriques de France (CEF) を買収、1937年にトロリーバスを製造していたヴェトラ (Vetra) を買収、第二次世界大戦後はベルフォールとフランス南西部のタルブの両主要工場を再稼働し、フランス電力にタービンを供給し戦後復興に貢献する一方、フランス国鉄向けの電気機関車を製造し、1955年には電気機関車のCC-7107が最高速度時速331キロを記録した。
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