計画の課題と戦略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 16:41 UTC 版)
「21世紀の国土のグランドデザイン」の記事における「計画の課題と戦略」の解説
多軸型国土構造の形成という長期構想実現に向けての計画期間における5つ基本的課題を掲げ、その達成のため4つの戦略を展開するものとした。 ア 多自然居住地域の創造 中小都市等の都市と中山間地域を含む周辺農山漁村が一体となった生活圏域を、都市的サービスとゆとりある居住環境、豊かな自然を合わせ享受できる地域であり、21世紀の新たな生活様式を可能とするフロンティアとして位置づけられた。 イ 大都市のリノベーション 三大都市圏において、豊かな生活空間の再生と高次都市機能の効率的発揮を促進するための大都市空間を修復、更新、有効活用する。 ウ 地域連携軸の展開 軸上につながる複数の地域が広域的に結びつき、相互の連携と機能分担と進めることにより、地域の個性ある自立を促進し、活力ある地域社会を形成する。 エ 広域国際交流圏の形成 地域ブロックを越える程度の広がりを持つ広域国際交流圏を複数形成し、活力ある地域からなる経済社会の構築と多様な国際交流に基づく世界に開かれた国土の形成を促進する。 このほか、首都機能と東京問題、基地問題を抱える沖縄の振興の2つを取り組むべき特定課題とした。
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