複合構造物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 05:23 UTC 版)
「複合構造物」には、つぎのとおりいくつかのことなる意味がある。 構造物のうち、主要躯体が異なる材料や、構造体、たとえば重力式(剛体構造物)と矢板式(たわみ構造物)との複合構造、といったもの。代表格は港湾等の鋼・コンクリート複合構造の一種である鋼板とコンクリートとの合成構造形式で製作されたハイブリッドケーソン、護衛艦のマック(煙突とマストの複合構造物)など。鉄道構造物などでは、鉄道構造物等設計標準・同解説 鋼とコンクリートの複合構造物(鉄道総合技術研究所編)などで示されている。 建築物と土木構造物が複合した構造物。代表的なものとしては上下水道施設(水処理施設、浄水場、下水処理場、配水池 、給水棟など)などがあり、社団法人日本下水道協会「下水道施設の耐震対策指針と解説」「下水道施設耐震 計算例-処理場・ポンプ場編」などではⅣ類(複合構造物)としている。 用途の異なる構造物群の複合体。ボロブドゥール寺院遺跡群#パオン寺院/ボロブドゥール遺跡一帯がこれらを含む多数の寺院群で構成された巨大な仏教複合構造物ではないかと推測されている。
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