製造販売する車種の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 09:48 UTC 版)
「ドゥカティ」の記事における「製造販売する車種の特徴」の解説
Lツイン 過去には単気筒エンジンや並列2気筒エンジン搭載のモデルもあったが、ほとんどのモデルは90度V型2気筒エンジンを搭載している。他社の殆どのVツインと違い前バンクシリンダーをぎりぎりまで前輪に近付けエンジンの搭載箇所を低くしてある。そのため横から見ると“V”というよりアルファベットの“L”に見えることからドゥカティではこのエンジンをLツインと称している。 デスモドロミック エンジンにデスモドロミックと呼ばれる強制バルブ開閉システムを採用しており、「デスモ」と略称される。ドゥカティでは1956年の125ccGP用レーサーに初めて採用され、市販車への採用は1968年マークIIIデスモシリーズが最初である。近年まで全てのモデルにデスモドロミック機構が搭載されており、ドゥカティを象徴するシステムと言っても過言ではなかったが、2021年の新型ムルティストラーダV4シリーズでは遂にデスモドロミックではなくスプリングバルブリターン方式が採用された。 ベベルギア駆動 オートバイ用エンジンでは一般にエンジン内部に組み込まれているチェーンによってオーバーヘッドカムシャフトを駆動する例が多いが、以前のドゥカティではベベルギアによって駆動していた。ベベルギアケースはエンジンの外観上の特徴ともなっている。 コグドベルト駆動 ベベルギア駆動に代わって500SLパンタで採用され、以後全てのモデルに採用された。自動車では非常に一般的な方法であるがオートバイ用エンジンでは珍しい。 鋼管トレリスフレーム フレームは鋼管をトラス形状に組んで製作されている。なお、最新型のスーパーバイク、1199 PANIGALEにはモノコックフレームを採用している。
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