装束の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/02 01:19 UTC 版)
表左側が過去、表右側の近代へと被服構成の移行。 色見本 花色 浅黄(浅葱色) 萌黄 紅梅 紅色 緋色 名称故実拾要(1687-1722)による構成名称御再興女房装束の制(1722-)による構成名称近代の調整による構成(詳細は下記「装束」を参照) 千早 白麻地 青摺りによる地蝶の模様 衣 表地:生絹 花色 青海波の模様:胡粉画 唐衣 青生絹 青海波の模様:胡粉画 掛衣 浅黄平絹 青海波の模様:胡粉画 絵衣 表地:白練 萌黄雲椿花の模様:色彩画 裏地:生絹 衣 白練絹 松ニ椿源氏雲の模様:色彩画 絵衣 表地:白練緯地 雲・椿・松・春草の模様:色彩画裏地:萌黄平絹 衣下 練絹 濃い紅梅 間 白練絹 下着 白羽二重 袴 表・裏共に平絹 紅 切袴 紅 切袴 精好織り・仕立て 緋 現在の形式が大旨固定化されたのは、江戸時代中期と考えられている。『古事記』に見られる青摺衣、平安時代前期の『西宮記』などの青摺衣・小忌衣・摺唐衣、室町時代の女官が用いた絵衣など、各時代、和服の伝統様式を吸収しながら現在の形に定まったようである。
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