被害者遺族への対応について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 21:56 UTC 版)
「全日空61便ハイジャック事件」の記事における「被害者遺族への対応について」の解説
殉職した機長に対しては、勲四等瑞宝章の叙勲、内閣総理大臣小渕恵三(当時)から内閣総理大臣顕彰が、運輸大臣川崎二郎(当時)から運輸大臣表彰が行われた。また現在でも、機長の命日となった7月23日午前11時54分にはANA社内で全職員による1分間の黙祷がささげられる。 この事件で殺害されたことについて「業務上の被災である」として機長の遺族が労働災害を申請し、2000年(平成12年)1月26日に大田労働基準監督署から「乗客・乗員を守るという機長本来の職務中に被災した」として労災と認定された。日本におけるハイジャック事件の被害者に対する初の労災認定事例である。 日本で発生したハイジャック事件で犯人を除く乗員・乗客計516人は人質の数としては最多である。 機長の母校である立教大学では、事件翌年に機長を讃えて池袋キャンパスにてハナミズキが記念植樹された。
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