行列と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/16 02:40 UTC 版)
現在は200人以上の氏子が、江戸時代の装束で行列をつくり、沿道には多くの観光客が並ぶ。大正15年に再編成されたものと伝えられ、昔の町内単位で役割が割り当てられる。 行列はおおまかに、寺社奉行を中心とする「先導グループ」と、それぞれ神輿を中心とする「前グループ」と「後グループ」の3グループで構成される。慶応4年の記録も残っているが、全体の構成は現在とほぼ同じ。 「先導グループ」は、神輿行列の先導をするもので、もとは実際に寺社奉行が務めていたと考えられる。現在は「よいとまかせ」のかけ声をかける奴の間を、馬に乗った奉行役とその馬を引く馬子が行き来する。「前グループ」と「後グループ」は、ほぼ同じ構成で、現在は、神像(猿太彦命と宇豆女命)、幣か旗、榊、幡か幟、幣、道神楽、神輿、神職という順序で、山車を引いて歩く。 慶応4年の行列では、それぞれの役割によって何人という配置がされており、山車を引くかたちではなかったようである。また、最後尾には庄屋や郡の役人などが付く。この中には「御山奉行」がおり、大山との神輿渡御だった可能性を示唆するか。 前後2グループの形をもつ神輿渡御は、県下唯一のものである。
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