藤田スケール
- 分野:
- いろいろな風に関する用語
- 意味:
- 竜巻、マイクロバーストなどの強い風の尺度として世界的に用いられており、F0からF5の6段階に区分されている。
F0:17 ~32m/s
(約15 秒間の平均)テレビアンテナなどの弱い構造物が倒れる。小枝が折れ、根の浅い木が傾くことがある。非住家が壊れるかもしれない。 F1:33 ~49m/s
(約10 秒間の平均)屋根瓦が飛び、ガラス窓が割れる。ビニールハウスの被害甚大。根の弱い木は倒れ、強い木の幹が折れたりする。走っている自動車が横風を受けると、道から吹き落とされる。 F2:50 ~69m/s
(約7 秒間の平均)住家の屋根がはぎとられ、弱い非住家は倒壊する。大木が倒れたり、ねじ切られる。自動車が道から吹き飛ばされ、汽車が脱線することがある。 F3:70 ~92m/s
(約5 秒間の平均)壁が押し倒され住家が倒壊する。非住家はバラバラになって飛散し、鉄骨づくりでもつぶれる。汽車は転覆し、自動車が持ち上げられて飛ばされる。森林の大木でも、大半は折れるか倒れるかし、引き抜かれることもある。 F4:93 ~116m/s
(約4 秒間の平均)住家がバラバラになってあたりに飛散し、弱い非住家は跡形なく吹き飛ばされてしまう。鉄骨づくりでもペシャンコ。列車が吹き飛ばされ、自動車は何十メートルも空中飛行する。1 トン以上もある物体が降ってきて、危険この上もない。 F5:117 ~142m/s
(約3 秒間の平均)住家は跡形もなく吹き飛ばされるし、立木の皮がはぎとられてしまったりする。自動車、列車などが持ち上げられて飛行し、とんでもないところまで飛ばされる。数トンもある物体がどこからともなく降ってくる。 - 用例:
- ○○市では、「多数の住宅の屋根瓦が飛んだり屋根がはぎ取られた」「樹木が倒れたり折れていた」「自動車が横転した」等の被害状況から、竜巻の強度は藤田スケールでF2と推定される。
- 備考:
- 突風災害の調査報告で被害等の状況を示す参考値として用いる。
藤田スケールと同じ種類の言葉
Weblioに収録されているすべての辞書から藤田スケールを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 藤田スケールのページへのリンク