萩原屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 03:31 UTC 版)
萩原 正毅 呉服屋“萩原屋”の先代の主人。江戸っ子。2年前、60歳の時に隠居生活に入り、美しかった亡き妻にもう一度会いたいと願い、何度も失敗を繰り返しながら、ヒトガタ作りに挑戦し続けている。 萩原 禅二郎 萩原屋の主人。正毅の息子。自身の代から洋装品の取扱いも始め、自分も丁稚の従業員たちも洋服を着ている。父のヒトガタ作りには反対していないが、幾分金がかかり過ぎるのが悩み。 萩原 いく 若くして亡くなった、正毅の妻。息子の禅二郎をして「ちょっとふるえがくるくらい」と言わしめるほどの美人。 萩原 きぬ 禅二郎の10歳年下の妻。隣町の乾物屋“とみ屋”の娘。父親同士が仲が良かったため、幼い頃から萩原屋に遊びに来ていた。美人で頭の回転も早く、店員以上に働く働き者。孝太・ぬい・啓志(ひろゆき)の3人の子をもうける。正毅に対して様々ないたずらをする。フランス大使夫人主催の晩餐会に招かれて以降、西洋料理に凝り始めるが、その独特な味(≒不味い)は味覚が未発達の啓志と味音痴の西村にしか受け入れられない。 岸谷 勘二 萩原屋の番頭。算盤が得意。本名は兆治で、かつて丁稚奉公していた呉服屋が萩原屋の繁盛のあおりを受けて潰れたことを恨み、復讐しようと放火する。服役後、正毅の温情で萩原屋へ戻る。
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