苫前漁港とは? わかりやすく解説

苫前漁港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 09:37 UTC 版)

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苫前漁港
所在地
日本
所在地 北海道苫前郡苫前町
座標 北緯44度19分00秒 東経141度39分09秒 / 北緯44.31667度 東経141.65250度 / 44.31667; 141.65250座標: 北緯44度19分00秒 東経141度39分09秒 / 北緯44.31667度 東経141.65250度 / 44.31667; 141.65250
詳細
管理者 北海道[1]
種類 第3種漁港[1]
漁港番号 1131010[1]
漁業協同組合 北るもい漁業協同組合[2]
組合員数 42人[3]
統計
統計年度 平成26年
総陸揚量 3,345トン[3]
陸揚金額 13億3,000万円[3]

苫前漁港(とままえぎょこう)は、北海道苫前郡苫前町にある漁港港則法上の「適用漁港」に指定されている[1]留萌振興局のほぼ中央に位置しており、管内唯一となる「第3種漁港」になっている[4]

施設

漁港には衛生管理型施設(屋根付き岸壁、雪氷冷熱利用型荷捌き所・雪貯蔵庫)がある。

沿革

苫前漁港と苫前町中心部の空中写真(1977年(昭和52年)撮影の2枚を合成作成)。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

慶長年間に「トママイ場所」が設置され、栖原家が松前藩から場所経営を請負い、運上家を設けてアイヌとの交易や漁場経営を行うようになった[5]

  • 1889年明治22年):汽船「遠江丸」来航[5]
  • 1900年(明治33年):日本郵船政府補助航路小樽—天塩線臨時寄港開始[5]
  • 1901年(明治34年):藤山汽船道庁補助航路小樽—天塩線臨時寄港開始[5]
  • 1934年昭和09年):船入澗工事竣功[5]
  • 1935年(昭和10年):苫前両島定期航路(現在の羽幌沿海フェリー)設立し、苫前—天売—焼尻間就航(1969年廃止)[5]
  • 1950年(昭和25年):「第2種漁港」指定[4]
  • 1962年(昭和37年):「第3種漁港」指定[4]
  • 2004年平成16年):「苫前地域マリンビジョン計画書」策定(2014年改訂)[6]

主な水産物

日本海有数の好漁場である「武蔵堆」に近い立地条件になっている[7]。ホタテの稚貝や半成貝の養殖業を基幹とし、カレイの刺し網やタコ箱、エビの桁網やエビ篭などの漁業を行っているほか[7]、北海道内外からのイカ釣り船の受け入れ基地になっている[7]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 漁港一覧 北海道 (PDF)”. 水産庁. 2017年12月3日閲覧。
  2. ^ 北るもい漁業協同組合”. 2017年12月3日閲覧。
  3. ^ a b c 苫前地区特定漁港漁場整備事業計画 (PDF)”. 北海道開発局. 2017年12月4日閲覧。
  4. ^ a b c 港湾整備事業・水産基盤整備事業(苫前漁港)”. 北海道開発局留萌開発建設部. 2017年12月4日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 苫前町年代記録 (PDF)”. 苫前町町政要覧資料編. 苫前町. 2017年12月3日閲覧。
  6. ^ 苫前地域マリンビジョン計画書(改訂版) (PDF)”. 苫前町. 2017年12月4日閲覧。
  7. ^ a b c 苫前の水産業”. 苫前町. 2017年12月3日閲覧。

関連項目

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