芸術監督とその後
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1978年から1980年にかけて、ミュンヘンのバイエルン国立バレエで芸術監督を務め、当時新進の振付家であったウィリアム・フォーサイスを招いている。その後一時的にロイヤル・バレエ団に戻ったが1981年に引退、その後は時折後進の指導にあたった。 1989年にはイングリッシュ・ナショナル・バレエ団のペーター・シャウフスの招待に応じて、ロンドンでのジョン・クランコの『オネーギン』の公演でタチアナ役を踊るために現役復帰、ニューヨークではマクミランの『アナスタシア』でアナスタシア役を務めた。 ハーバート・ロス監督の映画『Dancers』(1987年)にミハイル・バリシニコフとともに出演したほか、1993年にはデレク・ジャーマン監督の『ウィトゲンシュタイン』にバレエ・リュスのリディア・ロポコワ役で出演した。また、さまざまな舞台にカメオ出演しており、1987年にはジリアン・リンのバレエ『A Simple Man』でノーザン・バレエ団、1993年には『Escape at Sea』でセカンド・ストライドと共演。マシュー・ボーン率いるバレエ団 Adventures in Motion Pictures とは1996年にマシュー・ボーン版『白鳥の湖』で共演し、翌1997年には再び同団の『シンデレラ』に継母役で出演した。 2006年から2007年にはアテネでギリシャ国立バレエ団の芸術監督を務めた。 1976年に大英帝国勲章コマンダー章(CBE)を受勲し、翌年にはイブニング・スタンダード・ドラマ賞を受賞した。ロイヤル・バレエ学校には、シーモアに敬意を表して「表現力豊かなダンスのためのリン・シーモア賞(Lynn Seymour Award for Expressive Dance)」が設けられており、毎年授与されている。
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