航空戦艦の艦載機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 05:40 UTC 版)
艦載機は彗星搭載を予定していたが、彗星一一型、彗星一二型は射出機での発進を想定した設計ではなかったため、補強改造をほどこした彗星二二型を予定していた。カタパルト上に2機、射出甲板上に11機、格納庫に9機の合計22機である。これは、高速の艦上爆撃機による敵航空母艦への先制攻撃が予定されていたことによる。その後、「瑞雲」も搭載することになった。運用は格納庫から昇降機で航空機作業甲板へ艦載機を揚げる所までは通常の日本空母と同一だが、艦載機をトロッコに載せて左右一基ずつの一式二号火薬式射出機に載せ、射出する事とした。彗星の場合は射出後、最寄の基地や空母に帰還させるか水上不時着させて搭乗員だけ回収させるよりほかなく、一方の瑞雲は水上機のため、射出後は海面に着水させて航空機作業甲板に設置された4トンクレーン(第二次近代化改装の折に艦尾に設置されていたものを移設)で回収する事とした。射出間隔は30秒に1機(交互に15秒に1機)で、5分間で全機射出可能と計算されている。
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