自治体の「町」「村」と集落の「町」「村」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 05:52 UTC 版)
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「町丁」、「町字」、および「住所#日本の住所表記」も参照 日本には、地方公共団体たる「町」「村」とは別に、その区域内(下位)に、集落あるいは都市内の街区群たる「町」「村」がある。後述を除きほとんどは、公式なものであっても、字(あざ)と同様に、法人格を持たず、地理上の区域にすぎない。住所を記す際「〇〇市〇〇町○○番地」などと、市区町村名と番地の間のレベルとして指定される。 統計分野などで区別する場合には、前者を行政町や行政村、後者を町丁(ちょうちょう)などと呼ぶ場合がある。住民票などの住所表記として役所が公式に定めている例と、公式表記とは別に古くからなじみのある通称として宛名書きや地域行事などで使用される例(通称のほうで郵便番号区分が設定されている場合もある)とがある。 区画名の「町」は非常に多く、「村」は比較的少数である(村#地名に残る旧行政村を参照)。歴史的には江戸時代の町村に由来するものもあるが、長い間に廃置分合され単純な対応関係にないことがしばしばある。また、江戸時代の町村名は大字としても残っていることがある。 また、市町村の下部組織である地域自治区や合併特例区として「〜町」が設けられることがある。合併特例区は法人格を持ち、特別区と同じく特別地方公共団体で、多くの場合ごく最近まで独立した市町村だった。
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