自治体による注意喚起
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:29 UTC 版)
薪ストーブによる大気汚染で近隣住民とのトラブルが多発している事態を受け、多くの自治体から注意喚起が行われているが、法整備が追いついていないため強制力はない。自治体から発せられた注意としては、次のようなものがある。 家庭ごみの焼却はしないこと(廃棄物処理法により禁止されている) 接着剤、塗料が使用されている合板など科学処理された木材および建設廃材等は燃やさないこと 薪は十分に乾燥させること(果樹などの剪定枝の場合も同様。針葉樹は半年以上、広葉樹は1年以上乾燥させること。薪が湿っていると燃焼温度が低下し多量の煙やスス、タールを発生させる。乾燥した薪は叩くとカンカンと乾いた音がする) 薪を屋外に保管する場合は地面から離し濡れないように覆いを掛けること 薪割りの騒音にも気をつけること 薪を一度にたくさん入れ過ぎないこと 空気量を適正にし炉内温度を高く保つこと こまめなメンテナンスを行うこと(シーズン前後、シーズン中の清掃、数年に一度専門業者によるフルメンテナンスの実施) 設置前に、煙突の位置、高さ等について専門家と工務店を交えて十分検討、考慮すること。次のような場合は避ける煙突が隣家に近い 煙突が隣の家よりも低い 設置前に、専門家を伴い近隣への事前説明をし了解を得ること。次のような場合は避ける近所に呼吸器疾患を持っている住民がいる 定期的に近隣住民に「煙で迷惑がかかっていないか」うかがい、問題があればあらためること 煙突が低い住宅地の薪ストーブ 低い煙突 住宅密集地の薪ストーブ
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