自治体による広告のイラスト起用に関するガイドラインをめぐる論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:45 UTC 版)
「萌え絵批判」の記事における「自治体による広告のイラスト起用に関するガイドラインをめぐる論争」の解説
大阪府が2021年3月に策定した「男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン」の中で、「ピンク色の髪に赤色のリボン、水色のドレスに白いエプロンを着用した人物が描かれた広告に×印が記されたイラスト」を掲載して「このような表現を見かけます」と記載し、「女性を描くときは外見(若さや性的側面など)のみを切り離さずに、人格を持った多様な姿で描くようにしましょう」などと解説した一節があった。 9月末になってこのガイドラインが拡散されるようになると、Twitter上ではイラストに描かれた人物を「男女共同参画ちゃん」と名付けてイラストを投稿する動きが相次ぎ、ガイドラインに対しても「(イラストに描かれた人物は)ピアスなどファッションに気を使っている。『人格を持った多様な姿』ではないか」「(イラストを見て)『不思議の国のアリス』が好きだと想像できる。人格が無いと言い切れない」といった指摘が上がった。 大阪府は、男性を起用する場合も男性の外見を強調する表現をしていないか確認する必要があるとした上で、女性を起用する際にはその理由や目的、広告として適切な表現かどうかや起用による影響を考慮した上で表現することが必要であるとしている。
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