自動車走行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 04:38 UTC 版)
冬季には陸地より走行するのが容易であるとはいえ、水上の道路の利用はかなりの危険を伴う。トラックの重みで凍結面の下に波が立たないように、一般に速度は時速25kmに制限される。波が立つと道路に損傷を与えたり、海岸線から氷が剥離するなどして危険が及ぶ可能性があるためである。大きな湖では、気温差によって表面の氷が膨張・収縮し亀裂を生む氷丘脈が起こる危険もある。 アイスロードは通常大型トラック(牽引自動車など)の走行する場であるが、ピックアップトラックや小型自動車、スノーモービルなどの小さな自動車も見ることがある。 氷を主要な土木材として用いるには、特殊な建築技術が必要となる。例えば、湖岸などの段差を越える傾斜を作るために、湖の水を汲み出し雪と混ぜて氷泥(英語版)を作り、傾斜面の形にし、その後強い冷気にさらして急激に凍らせる。摩耗して損傷した道路は、水を浅く溢れさせて凍結させ、新たな結氷面を作ることで修復する。
※この「自動車走行」の解説は、「アイスロード」の解説の一部です。
「自動車走行」を含む「アイスロード」の記事については、「アイスロード」の概要を参照ください。
- 自動車走行のページへのリンク