腸内細菌(科) [Enterobacteria,Enterobacteriaceae]
ただし、腸内細菌科の細菌と腸内細菌という語は誤解されやすい。腸内には上記のような腸内細菌科の細菌のほかに分類的には全く異なった細菌も生息しているので、腸内に生息している細菌の全て(腸内菌)が腸内細菌科ではないことに注意する必要がある。
腸内細菌科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/12 06:02 UTC 版)
腸内細菌科(ちょうないさいきんか、エンテロバクター科)とは、真正細菌の分類上の一グループ。グラム陰性の桿菌であり、通性嫌気性でブドウ糖を発酵して酸とガスを産生する。しばしば腸内細菌(動物の腸内に生育する細菌群)と混同されるが両者は別物である。腸内細菌科に属する細菌には、大腸菌や赤痢菌、サルモネラなど、ヒトや動物の腸内に生息したり(=腸内細菌の一種である)、腸管感染症の原因になるものが多いが、ペスト菌のように消化管ではなくリンパ節や肺に感染するものも含まれている。ヒトの腸内細菌のうち腸内細菌科は1%未満である。
- 1 腸内細菌科とは
- 2 腸内細菌科の概要
- 3 病原性
固有名詞の分類
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