職業訓練受講給付金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/17 14:07 UTC 版)
職業訓練受講給付金(しょくぎょうくんれんじゅこうきゅうふきん)とは厚生労働省が行っている政策の一つ。現在は失業しており、就職するための職業訓練を受講する者に対して毎月に金銭を給付する制度。
概要
この制度を利用すれば職業訓練を受講している期間中に、働いていないにもかかわらず毎月10万円が支給されるが、これの利用のためには本人の収入や世帯全体の収入や財産が一定基準を満たしていないなどの条件がある。また、この制度は仕事に就くために職業訓練を受ける者を支援する制度であるため、一度訓練を欠席しただけで給付が受けられなくなったり、多く欠席した場合には職業訓練の初日にさかのぼって給付された金銭の返還が求められたりするなど規則が厳しくなっている。
外部リンク
職業訓練受講給付金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/06 19:03 UTC 版)
「求職者支援訓練」の記事における「職業訓練受講給付金」の解説
詳細は「職業訓練受講給付金」を参照 次の各項目全てに該当する者は、この職業訓練を受講・通所(交通費他)をするにあたっての給付金の支給を受けられることができる。 本人の収入が8万円/月以下 世帯全体の収入が25万円/月、なおかつ300万円/年以下 世帯全体の金融資産が300万円以下 現住地以外に土地や建物を所有していないこと 全訓練日に出席しているか、やむを得ない事由で欠席があった場合でも支給申請の対象となる訓練機関の8割以上に出席していること 同世帯の中に同時に給付金を受給して訓練を受けている人がいないこと 過去3年間に虚偽申請などの不正で、特定の給付金の支給を受けたことがない ただし、職業訓練開始~訓練終了後も定期的にハローワークで職業相談を受けることを義務付ける。 また基金訓練を含め、すでに給付金を受給している場合は(連続受講を除き)原則前回の受給から6年以上経過していることが必要。 基本的な職業訓練受講手当は10万円/月、通所手当は最も経済的、かつ合理的と認められる通常の通所経路を利用した交通代金の運賃を支給する。 やむを得ない理由以外に欠席したり、ハローワークの就職支援を拒否するといった不正受給が発生した場合は給付金の支給が取り消されるほか、訓練の初日にさかのぼって給付金を全額返納命令させられる場合もある。 またこの基本的な給付金だけで生活費が足りない場合は必要に応じて、労働金庫からの貸付(融資)を受けることができるが、この場合は利用するにあたっての労働金庫の審査が必要となる(貸付額は同居配偶者・および生計を一つにする別居配偶者、家族がいる家庭は10万円まで/月、それ以外は5万円まで/月を上限とする)。返済は最終的に受講者が65歳になるまでに行わなければならない。また未成年者は原則貸付不可。やむを得ない理由以外の欠席やその他不正受給などにより、給付金の支給が取り消された場合は債務残高を一括返済しなければいけない。
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