職員等による外部告発と新団体設立表明
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「日本ボクシングコミッション事件」の記事における「職員等による外部告発と新団体設立表明」の解説
2011年5月31日、B5・B8・B9とJBC関西事務局員のB10は、報道関係者と協会加盟各ジムに宛てた「財団法人日本ボクシングコミッションに関する公益通報について」と題する書面で、2009年12月6日の大阪での試合後に安河内、関西事務局長のB14、試合役員ほか1名の計4名で食事をした飲食代1万7180円をJBCの経費として処理した行為が背任罪に当たると主張し、JBCに無断でマスメディア向けの記者会見を開いて公益通報と称する外部告発を行った。この日は「いつにも増して、B5らは、本来の業務もなおざりに、職場で席を離れては戻りと慌ただしく過ごしていた」。理事のB4は記者会見でJBCに代わって国内試合を統括する新団体を設立する意向を表明した。同日、B11が会長を務める東京試合役員会も記者会見を開き、報道関係者に向けた「財団法人日本ボクシングコミッション東京試合役員会会長 B11」名義の、「JBC試合役員会が、安河内事務局長の解任を求め、公益通報職員を支持する意見を表明」と題する書面でB5らを支持するとともに、東京試合役員会の緊急会合を開き、安河内の解任を求める意見書をB1とJBCの各理事に提出する方針を固めた旨を報道各社に発表した。 この日の記者会見について、『ボクシング・マガジン』2011年7月号は次のような見解を述べている。 5月31日、JBC職員有志と試合役員会が「安河内氏解任と[B2]氏の管理責任を問う」旨の記者会見を行った。その際に[略]、同氏がJBCの資金を私的に使ったこと、また懇意の女性を職員として雇用した等についての詳細資料が配られた。その内容は実に生々しいもので、「これを公表する必要があるのか」といった批判が噴出。ボクシング界のイメージダウンがむしろ大きかった。 — 「JBCで内紛勃発」
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