考慮すべき点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/27 06:20 UTC 版)
ソフトウェア設計にあたっては、様々な観点を考慮する必要がある。ソフトウェアが達成しようとしている目標を反映しているため、それらは重要である。そのような観点の一部を以下に挙げる。 拡張性 - 基盤となるアーキテクチャに大きな変更を加えることなく、新たな機能を追加できること。 頑健性 - 高負荷状態や不正な入力があっても動作すること。例えば、使用可能なメモリ量が少なくても動作するよう設計する。 信頼性 - ある一定期間まで、特定の困難な状態になっても、機能すること。 耐障害性 - コンポーネントの障害が発生しても、それに耐えたり、回復させたりできること。 セキュリティ - 悪意ある行為に対して耐性があること。 保守性 - ある一定時間で、特定の状態に復帰できること。例えば、アンチウイルスソフトのように、定期的な更新が可能であるなど。 互換性 - 他の製品と相互にやりとりできること。あるいは、過去の代替すべき製品と互換であること。 モジュール性 - モジュール性を考慮した設計。それによって保守性も向上する。開発においてもコンポーネント単位で実装しテスト可能などの利点がある。また、開発作業の分割が容易になる。 再利用 - モジュール性がよければ、個々のコンポーネントを他の場面で再利用できる可能性が生じる。
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