署名運動と会長辞任騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:23 UTC 版)
「小牧市立図書館」の記事における「署名運動と会長辞任騒動」の解説
審議会は建設地など様々な問題で意見が分かれたため、議論がなかなか進まなかった。しかし2016年7月13日の第7回会合で審議員に対し行われたアンケートでは「交通の便がいい」「駅前の賑わい創出につながる」などとして小牧駅前A街区を建設地に推す意見を持つ審議員が多数である事が明らかとなった。そのため内野安彦審議会会長は小牧駅前建設前提で議論を進めるとした。これに対し「一番重要な市民の意識調査が行われていない」「市民の声とかけ離れた方向に進んでいる」として、住民投票が行われるきっかけとなった署名運動を行った市民団体・小牧の図書館を考える会が、市民の意見を聞くよう求める署名運動を行った。これに対し小牧市教育委員会の安藤和憲教育長と共産党を除く市議会会派は、内野安彦会長に対し「今後も丁寧で理性的な審議を求める」などとした要請を提出。署名運動を牽制した。また山下市長も「審議会はこれまで丁寧かつ慎重に運営されてきた」として、こちらも署名運動を牽制した。しかし同会は同年10月3日、約3300人分の署名とともに「もっと市民の声を聞くべきだ」として市民の意向調査を求める要請書を内野安彦会長に提出。これに対し内野安彦会長は「私は少数意見にも耳を傾けてきた」「言われなき誹謗中傷受け、信用傷つけられた」として辞意を表明。審議会を退席した。その後審議会委員の1人である伊藤健次名古屋経済大学名誉教授が会長代理を務め、全会一致で内野安彦会長の慰留を求める事となった。また図書館の会の要請については考慮するとした。その後内野安彦会長は辞意を撤回。審議が再開された。
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