絹本著色聖一国師像
主名称: | 絹本著色聖一国師像 |
指定番号: | 1707 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1974.06.08(昭和49.06.08) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 絵画 |
ト書: | 弘安三年五月の自賛がある |
員数: | 1幅 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | 1280 |
検索年代: | |
解説文: | 聖一国師像には、文永元年自賛像(天授庵)、弘安二年自賛(万寿寺)の寿像と明兆筆の二幅(東福寺)がその善本として知られている。本図は、弘安三年五月、歿する五か月前、病中に門弟本智房正堂俊顕【ほんちぼうしようどうしゆんけん】のために著賛し付与したもので、現存する聖一国師像のうちおそらく最後の自賛頂相として重要な一本というばかりでなく、初期頂相の中にあっても出色のものである。なお本図は、普門院常住什物目録に「開山御影一幅俊顕院主本」と記されるごとく、そのまま同寺に伝わったものである。 |
絹本著色聖一国師像
主名称: | 絹本著色聖一国師像 |
指定番号: | 1708 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1974.06.08(昭和49.06.08) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 絵画 |
ト書: | 乾峯士曇の賛がある |
員数: | 1幅 |
時代区分: | 南北朝 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 本図は、太山一元【たいざんいちげん】(実相寺【じつそうじ】三世、一峰明一【いつぽうみんいつ】の法嗣【はつす】)に与えた乾峯士曇【けんぼうすどん】(一二八五~一三六一)の賛があり、士曇が文和五年(一三五六)関東下向以前、東福寺、南禅寺を歴住した頃のものと見られる。聖一国師像に一本を加うるのみならず通途の頂相と異なり、個性に富んだ描写と相まってきわめて珍重されるものである。 ちなみに士曇著賛画としては、良全筆白衣観音図(妙興寺)、騎獅文珠図(正木美術館)、藤原道家像(東福寺)などが知られている。 |
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