絹本著色白衣観音図
主名称: | 絹本著色白衣観音図 |
指定番号: | 1711 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1974.06.08(昭和49.06.08) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 絵画 |
ト書: | |
員数: | 1幅 |
時代区分: | 南宋 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 円相内に思惟相の白衣観音を描いたもので、謹密な描線を用い、裏彩色を巧みに用いて、描線の効果や流れるような衣文の美しさを高める技法も洗練されている。表現はきわめて的確で、写実性と装飾性、さらには仏画の形式性を適度に兼ね備え、小品ではあるが中国仏画の稀に見る精品といえよう。制作年代は南宋時代前半期と見られ、他に例を見ない本格的な著色仏画といえる。 |
絹本著色白衣観音図
主名称: | 絹本著色白衣観音図 |
指定番号: | 1774 |
枝番: | 0 |
指定年月日: | 1978.06.15(昭和53.06.15) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 絵画 |
ト書: | 丁巳五月海燁の賛がある |
員数: | 1幅 |
時代区分: | 南宋 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 中国の水墨画系の白衣観音はその遺例も多いが、本図は観音の像容、図様の構成、賛の体裁あるいはその書風等からみて中国のこれとは異なり高麗の白衣観音と推察される。高麗時代におけるこの種水墨系道釈画の遺例は少なく、おそらく元時代のものを学んだと思われる。賛者の海燁については詳かではないが、「丁巳」の年記は高麗最末期の辛〓【しんご】三年(一三七七)に比定するのが無難かと思われる。いずれにしても本図は高麗時代におけるこの種道釈画の貴重な遺例といえる。 |
重要文化財のほかの用語一覧
絵画: | 絹本著色白楽天像 絹本著色白衣観音像 絹本著色白衣観音図 絹本著色白衣観音図 絹本著色白雲紅樹図 絹本著色益田元祥像 絹本著色相州鎌倉七里浜図 |
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