経済学部学部長選考における学長の介入
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「大分大学」の記事における「経済学部学部長選考における学長の介入」の解説
2019年の経済学部学部長選において、学長は経済学部教授会が事前に推薦した人物ではなく、別の人物を同年10月1日付で任命した。大分大は2014年まで各学部の教授会が選挙で学部長を決めていたが、2015年に規定を変更。学長を任命権者とし「学部長の変更に当たっては学部などの意見を聴く」とした。一方、経済学部教授会は独自に「選挙で学部長候補者を決める」と教授会要項に規定していた。教員OBなどの反発を受けた大学は調査・検証委員会を設置した。同年11月25日には、「学生有志一同」と名乗る文書が新学長のもとに届いた。「学長は意見も聞かず任命し、民主主義のルールを破った」「学部長を辞任して混乱を収拾し、信頼を取り戻してください」などと書かれていたという。翌日26日、新学長は「手続きにのっとり適正に学部長に就任した」「自主的、主体的に実名で主張を展開していただくよう『学者』『教育者』として付言させていただく」という趣旨のメールを全学部生約1200人に送信した。教授会はこれを問題視し、新学長は12月3日に学生向け説明会を開き、謝罪した。
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