箟嶽観音とは? わかりやすく解説

箟峯寺

(箟嶽観音 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 05:55 UTC 版)

箟峯寺 こんぽうじ

箟峯寺(2019年3月)
所在地 宮城県遠田郡涌谷町箟岳字神楽岡1
位置 北緯38度33分53秒 東経141度10分44秒 / 北緯38.564833度 東経141.179度 / 38.564833; 141.179座標: 北緯38度33分53秒 東経141度10分44秒 / 北緯38.564833度 東経141.179度 / 38.564833; 141.179
山号 無夷山
宗旨 天台宗
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 大同2年(807年)
開基 坂上田村麻呂
中興年 嘉祥2年(849年
中興 円仁
正式名 無夷山 箟峯寺
別称 箟岳観音
札所等 奥州三十三観音 第9番
文化財 観音堂(県指定有形文化財)
法人番号 1370205001128
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箟峯寺(こんぽうじ)は宮城県遠田郡涌谷町にある天台宗の寺院である。

概要

山号は無夷山(むいさん)。本尊は十一面観世音菩薩。別称は箟岳観音(ののだけかんのん)。箟岳山の山頂にあり、奥州三十三観音の第九番札所に数えられている。大同2年(807年)に坂上田村麻呂の創建と伝えられ、当初霧岳山正福寺と称していたが、嘉祥2年(849年)に円仁が中興し、無夷山箟峯寺と改称した。奥州七観音の1つにも数えられた。

歴史

観音堂

江戸時代に建てられた仏堂としては県下最大規模である実長14.9メートル方形平面に宝形造の屋根を架し、前面三に唐破風向拝が付く。内部は、内陣の周囲に外陣を配し、内陣奥には宮殿厨子が置かれる。建築年は1851年。2019年平成31年)宮城県から有形文化財に指定された[2]

脚注

  1. ^ 奥州三十三観音の旅 河北新報社 P46
  2. ^ 箟峯寺観音堂”. 宮城県. 2019年2月26日閲覧。

関連項目

外部リンク


箟岳観音

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奥州七観音」の記事における「箟岳観音」の解説

無夷山箟峯寺(むいざん こんぽうじ)宮城県遠田郡涌谷町箟岳 奥州七観音(六箇寺) 奥州三観音田村三観音) 奥州三十三観音 第9番 『風土記御用書出』では大武の骸を埋めて観音建立したとある。奥浄瑠璃『田村三代記』では大嶽丸が籠った「箟嶽山きりんが窟」として登場する。また首塚築いて観音堂建てた語られる箟峯寺縁起では、延暦年間に延鎮が開基大同年間坂上田村麻呂観音堂建立して嶽山正福寺とし、嘉祥年間慈覚大師中興して無夷山箟峯寺改めた伝える。箟嶽山には洞窟がなく、嶽山正福寺の「キリ」から考え出されたものと思われる文化7年坂上田村麻呂一千年忌牧山観音とともに供養塔建立された。

※この「箟岳観音」の解説は、「奥州七観音」の解説の一部です。
「箟岳観音」を含む「奥州七観音」の記事については、「奥州七観音」の概要を参照ください。

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