第8、第9の哨戒 1943年7月 - 1944年1月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/26 20:46 UTC 版)
「ツナ (潜水艦)」の記事における「第8、第9の哨戒 1943年7月 - 1944年1月」の解説
7月27日、ツナは8回目の哨戒でニューギニア方面に向かった。しかし、7月29日夕刻に南緯08度32分 東経152度07分 / 南緯8.533度 東経152.117度 / -8.533; 152.117のウッドラーク島(英語版)近海を航行中、オーストラリア空軍の爆撃機がツナに対して爆弾3発を投下。損害は意外と大きく、司令塔のほか電池や潜望鏡が損傷。ツナはブリスベンに引き返し、17日間に及ぶ大規模な修理を受けることとなった。8月21日、ツナは改めて8回目の哨戒で南シナ海に向かった。トレス海峡を抜け、バンダ海、フローレス海を通過してティモール島近海に到達した。8月31日と9月23日の2度にわたって攻撃機会があったものの、結果的に実を結ばなかった。10月14日、ツナは54日間の行動を終えてフリーマントルに帰投。潜水母艦ペリアス (USS Pelias, AS-14) による整備を受けた。艦長がジェームス・T・ハーディン少佐(アナポリス1929年組)に代わった。 11月7日、ツナは9回目の哨戒でフローレス海およびジャワ海方面に向かった。モルッカ海峡を通過後、11月14日にサンベルゲラップ島にエージェントを上陸させた。11月21日、ツナはスコールの中で貨物船に対し魚雷を4本発射。うち1本が命中したように見えた。12月12日、ツナは北緯02度45分 東経127度00分 / 北緯2.750度 東経127.000度 / 2.750; 127.000の地点でマニラからハルマヘラ島に向かう輸送船団を発見。8時47分に海軍徴傭船東星丸(山下汽船、5,484トン)に対して魚雷を3本発射。うち1本が東星丸の機関部に命中し、東星丸はハルマヘラ島カウ(英語版)に曳航されたが、最終的に廃棄された。1944年1月1日、ツナは56日間の行動を終えて真珠湾に帰投。オーバーホールのためハンターズ・ポイント海軍造船所に回航され、作業は4月6日に終了した。
※この「第8、第9の哨戒 1943年7月 - 1944年1月」の解説は、「ツナ (潜水艦)」の解説の一部です。
「第8、第9の哨戒 1943年7月 - 1944年1月」を含む「ツナ (潜水艦)」の記事については、「ツナ (潜水艦)」の概要を参照ください。
- 第8、第9の哨戒 1943年7月 - 1944年1月のページへのリンク