第5巻:黒いゆうれい船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/08 09:42 UTC 版)
「少女海賊ユーリ」の記事における「第5巻:黒いゆうれい船」の解説
200年以上も前の古い航海日誌。そこには、ユーリがゴアといっしょに未来世界から落ちてきたときのことが書かれていた。驚くノエルの前にゆうれい船が……!? ドラン ユーリとゴアがリーデニア海に落ちてきた時に助けた、二十五、六歳ぐらいの、海賊船「エレノア号」の船長。当時、剣の腕と海の知識はリーデニア海一といわれていた。 無実の殺人罪で投獄され、しばり首になるはずだったが脱走し、潜り込んだ海賊船の船長の信頼を買って海賊の一員になり、船長の死後、その後を受け継いだ。 その後、恋人のエレノアが人買いに売られたという噂を聞いて各地を探し回ったが、ある時エレノアが最後に乗せられた奴隷船ごと嵐の海に沈んだと知った。その日から、元々陽気だった感情を悲しみで封じ込め、船を真っ黒に塗りたくり、リーデニア海中をまるで幽霊船のように彷徨ってはエレノアを苦しめた者を皆殺しにしていた。 未来世界から落ちたばかりの頃のユーリに自分を重ねて励まし、立ち直らせたことで自分自身を立ち直らせ、ユーリをエレノア号の仲間にして剣と航海術を教える。 ユーリの時光石の影響で百三十年以上の長い時を生き、その人生の中で病に倒れ、最後の一年を海賊見習いの少年だったカラザンに看病された。ユーリのユーラスティア号はドランからの贈り物。自分の死後、役目を終えるエレノア号と共に海に沈めてほしいと日誌に書き残した。 ヌーボ ドランの幼馴染で、エレノア号の海賊の一人。 背中が曲がっているためにいじめられていたが、ドランに助けられているため、彼に絶対の信頼を持っている。酒を盗んだ罪でドランと同じ監獄に捕まったが、共に脱走し、その後も海賊として付き合っていた。 ゴレス エレノア号の船長代理。 力に物を言わせてすき放題に海賊たちをこき使い、ドランから船長の座を奪おうとしていたが、ノエルとレニーを助けにやって来た、マントで体を覆ったユーリを悪霊と思って怖じ気付き、海に飛び込む。その後、オウム諸島の港でエレノア号から降ろされた。
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