第5巻「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」
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10月13日、咲太の前に咲太の妹・梓川かえでの幼馴染・鹿野琴美が現れる。琴美は咲太とかえでが藤沢に引っ越してくる前のかえでの友人である。 帰宅後、かえでは自分の引きこもりと不登校を解消するための「お兄ちゃん以外の人と電話する」「外出する」「学校に行く」等の項目がある「今年の目標」を咲太に掲げた。その日から麻衣の協力も得て、かえでは電話や外出の練習などを始める。 1か月後、咲太、麻衣、のどかと共に海で遊んでいたかえでのもとに、偶然琴美が通りかかるが、かえでは琴美のことを知らず、かえでには2年前以前の記憶がないことが発覚する。 2年前当時、咲太の妹・梓川花楓はいじめが原因で解離性障害と思春期症候群を発症し、それまでの記憶を消去し花楓の中に新たな人格を形成した。花楓を救えなかった自分にも思春期症候群が発生した咲太は、七里ヶ浜で出会った牧之原翔子に価値観を変えられ、花楓に「梓川かえで」として生きることを提案したということを咲太は麻衣達に語る。 海に行った翌日、琴美からの手紙を見て意識を失ったかえでは病院に救急搬送されるも無事であり、やがて退院することができた。しばらくして咲太と動物園に行ったかえでは、その日に夜の学校に行くこともでき、すべての「今年の目標」を達成することができた。だが、翌朝目を覚ましたのは“花楓”だった。 花楓の入院する病院から抜け出して、かえでを失ったどうしようもない気持ちを叫ぶ咲太の前に現れたのは、2年前に七里ヶ浜で会った時から2歳ほど歳をとった翔子。その翔子からかえでが「今年の目標」を立てた理由が「かえでがいなくなるまえに咲太と一緒に目標を叶えて多くの思い出を作ること」だと聞いた咲太は、悲しみを抱えながらも現実と向き合う努力を始める。
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