第5師団と第5師管の関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/19 22:57 UTC 版)
「第5師管」の記事における「第5師団と第5師管の関係」の解説
師団制の師管は、同じ番号の師団のための徴兵と密接に結びついており、第5師団の兵士は第5師管に戸籍を持つ男子から徴集された。また、第5師管から徴兵された兵士は第5師団に入るのが原則であった。だがこれにはいくつか例外があり、まず、独自の師管を持たない近衛師団には、全国の師管から兵士が送られた。また、朝鮮、台湾の植民地に常駐する部隊にも内地の師管が兵卒が送られた。時には、人口が少ない師管にある師団にも融通された。 師管はまた国内反乱鎮圧と、外国の侵攻に対して出動する師団の担任地域でもある。明治時代には優勢な外国海軍が瀬戸内海に侵入する可能性が考えられていた。しかし、重要な関門海峡の防備は、1890年以降、隣の第6師管に委ねられた。
※この「第5師団と第5師管の関係」の解説は、「第5師管」の解説の一部です。
「第5師団と第5師管の関係」を含む「第5師管」の記事については、「第5師管」の概要を参照ください。
- 第5師団と第5師管の関係のページへのリンク