第5巻「和泉紗霧の初登校」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 17:19 UTC 版)
「エロマンガ先生」の記事における「第5巻「和泉紗霧の初登校」」の解説
12月のクリスマスパーティーや、2月のバレンタインデーなどを経て3月になったところ、和泉兄妹の保護者で、正宗にとっては叔母にあたる和泉京香が、「正宗と紗霧がふたりで暮らすことを許可する条件」を満たしているか確認するため和泉家にやってくる。正宗は自分の学校成績や作家としての収入を見せて、自分に課せられた「学業と仕事で一定の成果を出す」ことができていると証明したが、紗霧の条件である「引きこもりを改善すること」を見せるには準備が必要だと4月1日までの猶予をもらう。 そして4月1日、和泉家に正宗と紗霧の友人が集まり、和泉家のリビングで「疑似学校教室」が開かれ、辛そうな態度を見せながらもそこに紗霧が「登校」する姿が、京香の前で披露される。さらに皆によって、紗霧が引きこもり改善や勉強などで努力していること、今はこうして友人もいることなどが語られた。 一見冷ややかにその光景を眺めていた京香だったが、京香にとっては「部屋から出て、紗霧が自分と会話する」ことさえできれば合格であり、紗霧はとうにその条件を達成していた。かつて紗霧を無理矢理部屋から連れ出そうとして紗霧の引きこもりを悪化させたり、正宗と紗霧を引き離して生活させようとしたりしたことがある京香のことを、和泉兄妹は「敵」だと思っていたが、実際には京香は彼女なりに、和泉兄妹にとっての「幸せ」を考えており、必要ならばいつでも自分に甘えていいと言って帰っていく。
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