第4章・華麗なる大円舞曲
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「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の記事における「第4章・華麗なる大円舞曲」の解説
ポルカ、ショパン、ビート、サルサの4人は、バロックの船によって救助されていた。船長のクレッシェンドに礼を言い、ただで泊めてもらうのは気が引けるから何か手伝える事は無いかと言うポルカだったが、クレッシェンドは「気にする事は無いよ」とポルカの申し出を断るのだった。 その日の夜、船の甲板で星を眺めるポルカとショパン。そこでショパンはポルカに妹のエミリアの事を話す。結核によって僅か14歳でこの世を去った愛すべき妹…。ショパンはエミリアを見捨てた神が憎いと言うが、ポルカは「エミリアさんはショパンさんの心の中で生きている」と語る。その言葉を聞いて感銘に浸るショパンだったが、突然海賊船がバロックの船に激突してきた。クレッシェンドが言うにはこの海賊船によってフォルテ領とバロック領が荒らされているせいで、定期便が止まっている状態なのだという。バロックの船を守るため、クレッシェンドの制止を振り切り海賊船に突入するポルカたち。そして海賊たちを率いる女船長・ドルチェを打ち倒し、ポルカたちは見事バロックの船を守り切ったのだった。 その後、船はバロックの城下町に到着し、ポルカたちは客人としてバロック城に招待される事になる。船長を務めていたクレッシェンドは、実はバロックの王子だったのである。そこで開かれた舞踏会で、一流のピアノの腕前を披露するショパン。クレッセンドは舞踏会を盛り上げてくれたショパンに礼を言うが、同時にショパンにある頼み事をする。バロックはこれまでアンダンティーノを支援してきたが、もうそれは出来なくなったとジルバに伝えてほしいというのだ。快く承諾するショパン。傍らにいたクレッセンドの婚約者・セレナーデは、戦争は無意味で愚かな物だとショパンに力説するのだが…。 取りあえずアレグレットが待っているであろうリタルダントに戻る事にしたポルカたち。極寒のシャープ大雪山を越えた先は、灼熱のワウ溶岩洞。ビートが「気候の差がありすぎる」と文句を言うが、ポルカたちはどうにか乗り越える。だがワウ溶岩洞を抜けた先は、何とアゴゴの村であった。まさかこんな所に繋がっていたとは…驚くポルカたちだったが、突然ポルカたちの周りに無数の光るアゴゴが現れ、さらに運が悪い事に光るアゴゴの捜索に来ていたフーガに遭遇してしまう。「光るアゴゴを見つけてくれたお礼」という、またしても理不尽な理由でいきなり襲い掛かってきたフーガだったが、ポルカもショパンも前回フーガと戦って敗れた時よりも遥かに腕を上げていた。そして激しい死闘の末にフーガはポルカたちに敗れ、絶命する。その様子を物陰からロンドが見つめていた。ワルツの元へ報告に向かうロンド。そしてポルカの周囲を無数の光るアゴゴが優しく包み込んでいた。 その頃クレッシェンドの元に、死に際にクラベスが飛ばした伝書鳩が飛んできた。同封されていた手紙を読むクレッシェンドは驚愕の表情を見せる。「セレナーデはフォルテのスパイ」。手紙の内容も知らずに可愛らしい笑顔を見せるセレナーデの傍らで、クレッシェンドは困惑する。
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