第12、第13の哨戒 1944年10月 - 1945年3月
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「ツナ (潜水艦)」の記事における「第12、第13の哨戒 1944年10月 - 1945年3月」の解説
10月8日、ツナは12回目の哨戒でハダック、ハリバット (USS Halibut, SS-232) とウルフパック "Roach's Raiders" を組んでルソン海峡方面に向かった。10月19日にサイパン島に寄港して、補給の後10月21日に出港。10月24日から25日にかけてのレイテ沖海戦では、小沢治三郎中将率いる機動部隊に対する哨戒を実施。ツナは10月25日の夜に、砲撃による閃光を目撃した。10月31日から11月1日のかけての夜、北緯18度42分 東経114度31分 / 北緯18.700度 東経114.517度 / 18.700; 114.517の地点で大型貨物船に対して魚雷を4本発射したが、命中しなかった。11月14日には、輸送船団を攻撃したハリバットが大破して戦線離脱した。12月2日、ツナは52日間の行動を終えてサイパン島に帰投。しばらくしてブリスベンに回航された。 1945年1月6日、ツナは13回目の哨戒で南シナ海に向かった。1月15日にダーウィンに寄港。1月28日から30日まで、ツナはボルネオ島北東沿岸の適当な海岸でエージェントとの会合が試みられたが、敵の活動が活発であったため、ツナは会合をあきらめた。2月3日、ツナは近在のバーベル (USS Barbel, SS-316) から「敵機の爆雷攻撃を3回受けており、翌日の夜に詳細を報告する」との通信を受信。その後バーベルが消息を絶ったため、ツナはその会合のため、2月7日を期限としてバーベルとの会合が試みられたが、バーベルは2月4日に爆撃を受けて沈没しており、結局会合できなかった。3月2日から3月4日にかけては、ボルネオ島ラブク湾に人員と4,400ポンドの物資を陸揚げした。この哨戒の間にツナは敵は哨戒艇としか接触せず、ほかはサンパンを見たのみであった。3月13日、ツナは64日間の行動を終えてフリーマントルに帰投。これがツナの最後の哨戒となった。
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